織右ヱ門について - About Oriemon

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和蒲団へのこだわり

なぜ和蒲団なのか

昔から代々つくってきたものであり、私たちの和布団に自信があるからです。

今も半世紀以上変わらず函館の工場で職人の手によって生まれる和布団たちには、綿わたにも真綿にも多くの想いが詰まっています。布団一枚一枚が特別なのです。そんな丁寧な布団があること、昔からの良いものがあるということを知ってほしいからこそ和布団にこだわりがあります。決して派手なものではありません。その素朴で純粋でありのままの寝心地のよさや、職人による手づくりという特別な感覚を体感してほしいのです。

大量生産で多くの人に使ってもらうことよりも、織右ヱ門の和布団に深く心から愛着を持ち大切にしてくれるひとに届くことを願いながら和布団をつくり続けています。和布団は打ち直しというお直しができます。同じ布団を直しながらともに時を重ねていける、そんな存在になれたらと。

工場のある函館を中心に、昔の北海道には「コドモわた」の看板が多く見られたのです。織右ヱ門は河村ふとん店やコドモわたなど別の名を名乗りながらも昔から今に至るまでずっと和布団をお届けしてきました。ご高齢のお客様も幼い頃はコドモわたの和布団を使っていたかもしれません。昔から知っていただいている方々にも懐かしんでいただけるように、これからも時代や名を超え和布団にこだわり続けていきます。

織右ヱ門の和布団が唯一無二な理由

合成繊維の入っていない純粋な綿わたや真綿の和布団が希少であるというのが理由のひとつ。最も特別で唯一無二だと言える理由は、中材である綿わたが織右ヱ門の布団だけの独自配合というところです。

綿わたの独自配合とは、職人がそのときの湿度や温度、季節によって綿わたの種類や量、詰め方を変えて布団づくりをしているということ。ひとことで綿わたと言えども植物である以上、産地や時期により質感や弾力に差があります。つまり同じ布団はこの世に一枚もないのです。一枚一枚を職人の手で想いをこめながらつくることで、どんな季節や時代でも安定した安心の寝心地をつくりあげています。

何種類もある綿わたの少しの違いが手の感覚だけでわかる職人は、良い意味で普通の人とは違うのです。長いあいだ布団をつくり続けてきたからこそできることであり、今からでは真似できない唯一無二の特別な存在なのです。

織右ヱ門の歩み